乾燥する時期になるとなぜ頭皮からフケが出るの? 医師が回答
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「乾燥とフケ」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(12月30日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『乾燥する時期になると、なぜ頭皮からフケが出るのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「乾燥する時期になると、なぜ頭皮からフケが出るのか。これは、頭皮も乾燥に弱いからです。
代謝によって、古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたものがフケです。空気が乾燥する冬になると、乾燥によって頭皮のバリア機能が低下してしまい、代謝サイクルが乱れ、未熟な角質までもが大量に剥がれ落ちるようになります。
これは乾性フケと呼ばれるもので、白く細かく、パラパラと落ちて目立ちやすいです。また、バリア機能の低下によって外部からの刺激にも弱くなり、痒みも起こりやすくなります。
痒いからと爪先、あるいは指先で頭を掻いてしまうと、頭皮が傷つき、さらにフケの量を増やすことにつながってしまいます。
他にもドライヤーを近づけすぎたり、シャンプー剤の洗浄力が強すぎたりすると、より頭皮の乾燥を招くことになるため注意が必要です」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
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