実も葉も体に良い「ビワ」 ただし、種には注意!
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「ビワ」です。
ビワの果実は食用として親しまれていますが、葉は薬用として知られています。そのため古くからビワは「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という名前で紹介されていたそうです。
ビワの葉には咳を鎮めたり、タンを除いたり、胃を丈夫にしたり、体の余分な水分を体外に出すといった作用があるといわれています。漢方の処方にも配合されて、鼻づまりや鼻の炎症を鎮めるために用いられています。
またビワの果実には、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあるとされる「ベータカロテン」や抗酸化作用が期待される「ポリフェノール」などが含まれています。
葉から果実まで、とても優れているビワですが、1つだけ注意する点があります。それは種なんです。ビワの種には天然の有害物質が含まれているそうです。
種の場合、粉末にしてお茶や料理に使われたりするそうですが、多量に摂取すると健康を害することがあるそうです。そのため農林水産省では「ビワの種の粉末は食べないようにしましょう」と注意を呼び掛けています。
いずれにしても、ビワの果実をいただくことは健康に何の問題もありませんので、ご安心ください。
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