高血圧よりも恐ろしい「血圧サージ」……フェイスタオルを使うだけの効果的対策

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医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が2月3日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。健康診断では血圧が正常とされるのに、あるタイミングだけで高波のように血圧が急変動を起こすという、血圧サージの対策ついて解説した。

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

飯田浩司アナウンサー)血圧サージについてお伺いしますが、対策としては、どういったところに注意したらいいでしょうか?

森田)血圧サージの予防というのは、基本的には高血圧予防と同じで、すなわち塩分やカロリーの摂り過ぎを控えて、禁煙をして、適度な運動をするということです。特に精神的ストレスが、血管を収縮させますので、いつも穏やかな気持ちでいることや、ストレスをため込まないということも大事なのではないかと思います。

飯田)冷え込む日などは、血圧にどういった作用をもたらしますか?

森田)よく言われているヒートショックによる寒暖差というものも、血圧の乱高下をもたらし、それも血圧サージの原因となります。体を布団から出た後、例えばトイレに行くとき、新聞を取りに行くとき、ゴミを外に出しに行くときなどは、油断して薄着で出ていってしまうことがありますよね。そういうときでも、きちんと厚着をすることが大事です。

新行市佳アナウンサー、飯田浩司アナウンサー、森田豊氏

飯田)気をつけなければなりませんね。そう考えると、体を動かすといったことは、やっておいたほうがいいでしょうか?

森田)そうですね。どんな運動でもいいと思います。激しい運動というよりは、軽めの運動を継続して行うことがとても大事だと思います。今回は、医学的根拠に富む、ハンドグリップ法というものについてお伝えいたします。このハンドグリップ法なのですが、フェイスタオルを用意していただいて、雑巾を絞る感覚で小さく丸めていただくのです。まずは右手で握った状態で、親指と他の指がくっつかない程度、タオルをやや太めに丸めていただきます。その状態で、手でぎゅっと握ってください。最高に力を入れた場合を100%とした場合、約30%の力でそれを行います。それを2分間やっていただいて、一度手を広げます。そして今度は左手に変えていただいて、また握力の30%ぐらいの力で2分間握ります。これを左右2回ずつ、週3回続けるだけでも、効果があると言われています。

新行市佳アナウンサー)どうしてこのハンドグリップ法が、血圧サージや高血圧対策になるのでしょうか?

森田)握ることで、手のひらの血管のなかの血液の流れが、一時的に滞りますよね。その後、手を緩めると、一気に血液が流れます。そのときに、血管の内側にある内皮細胞というところから、血管の老化を抑える一酸化窒素NOという物質が出ることが報告されているのです。アメリカの心臓学会と、高血圧対策の健康法を約1,000件にわたって分析したところ、このハンドグリップ法、そして、普段皆さんやっている有酸素運動に効果があることが認められています。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

番組HP

医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


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