子供が事故や犯罪に巻き込まれないために教えておくべきこと……通学中の安全確認やフィジカルディスタンスの教育

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東京都医師会理事で「かずえキッズクリニック」院長の小児科医、川上一恵氏が4月1日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。小学校に通う子供に、安全面で教えておいたほうがいいことについて解説した。

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

飯田浩司アナウンサー)保育園では、自転車で子供を自分の後ろに乗せて、自分の管理下で届けることができたのですが、小学生の子供に通学路を1人で歩かせるというのは、不安で仕方がないですよね。

川上)そうですね。私もかつてそうでした。子供が1人で歩くことを前提にしたとき、やはり通学路をまず決めることです。いつもその道を通って往復するように伝えることと、その路上においてどこが危険かということを、できれば春休みの間に親子で歩いて、確認しておくといいと思います。

飯田)私の子供が小学校に上がるときにも、入学前の説明会で、「親子で歩いてくださいね」と言われました。通学路も、車のあまり通らない道を設定してくださっているのですが、親子で歩いてみてわかったことは、大人にとっての目印も、子供の目線だと目印にならないということです。やはり、目線の違いというのは大きいでしょうか?

川上)目線の高さの違いもありますし、視野の広さも異なりますので、大人の視野の端に入っているものが子供には見えていなかったり、大人の目の高さでは見えていても、子供の高さになると見えないといったことは多々あります。ですので、横断歩道を渡るときには「右を見て、左を見て、もう一度右を見てから渡ろうね」と丁寧に言わなければいけません。子供の場合、遠くにいる車が見えていないので、来ないと思って渡り出したら、実は車がすぐそばにいて跳ねられてしまうことがあります。

飯田)我々のような親の目線だと、ぱっと見て渡ることもありますが、子供目線ではそれはできないということですね。

川上)しっかりと丁寧に教えていただいて、できれば一緒に歩いたときに、子供自身にやらせてください。そして、「そのぐらいでいいよ」というように認めてあげることが大切ですね。

飯田)親からすると、少しもどかしく感じてしまいますが、それくらいでちょうどいいということですね。

川上)それでちょうどいいと思います。

川上一恵氏、飯田浩司アナウンサー

飯田)通学路というと、車通りも少なく、寄り道をするような場所も少なく設定してあるとは思いますが、やはり途中に公園があったりお店があったりもしますよね。

川上)公園や安全そうに見える細い道というのは、逆に言うと人通りが少ないこともあるので、犯罪に巻き込まれる可能性がないわけではありません。例えば道路を歩いていて、知らない人に声をかけられたらどうすればいいのか。あるいは誰かに声をかけられるばかりでなく、歩いている途中でお腹が痛くなってしまうこともあるかも知れませんし、道路で転んでしまう場合も考えられます。そんなときはどうしたらいいかということも教えてあげてください。

1つ覚えておくといいのが、コロナ禍でよく耳にする「フィジカルディスタンス」です。知らない人と相対するときにはフィジカルディスタンスを保たせ、手が届く範囲内には入らないようにして話をする。これは、子供に教えておいてもいいと思います。

飯田)1~2メートル程度、間隔を空けて話をするということですね。

川上)そうですね。これは世界的に子供に教えておくべきこととされていますので、ぜひ教えてあげてください。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

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医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


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