片頭痛とマスクの意外な関係性や、痛むときにやってはいけないこと……詳細を医師が解説

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医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が4月9日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。片頭痛の特徴や原因、対処法や予防法などについて解説した。

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

飯田浩司アナウンサー)緊張型頭痛……ジワーン型頭痛と呼ばれることもあるそうですが、片頭痛との違いはどういったところでしょうか?

森田)肩こりから来る緊張型頭痛というのは、首から後頭部にかけての筋肉のこわばりが原因なのですが、片頭痛の場合は、頭の周りを覆っている血管が何らかの原因で広がってしまうことで、痛みが発生すると考えられています。片頭痛の特徴として挙げられるのは、痛みの始まりと終わりが比較的はっきりしているということです。痛みが何時から生じて何時に終わったのか、患者さんが自覚して言えるのです。さらに、緊張型頭痛は頭全体が痛くなることが多いのですが、片頭痛は右側や左側など、片側の頭痛であることが多いので、症状からもある程度区別ができます。

片頭痛は血管が広がることが原因で痛みが生じますので、例えば片頭痛が生じているときにお風呂に入ったり、お酒を飲んだりすると、血管がさらに広がって痛みが悪化してしまうのです。肩こりによる緊張型頭痛であれば、お風呂に入ったり適度なお酒を飲んだりするのはいいのですが、片頭痛だった場合はやってはいけません。

飯田)片頭痛とコロナ禍というのは、関係があるのでしょうか?

森田)先日、朝日新聞に、

『マスクが神経を刺激、片頭痛に 在宅で「緊張型頭痛」も』

~『朝日新聞』2021年3月24日配信記事 より

……という記事が掲載されました。マスクによる皮膚の刺激が脳に興奮を引き起こし、それが片頭痛につながることがあるのではないかという、東京女子医科大学の医師らによるものです。片頭痛の原因は、血管が広がることだけではなく、顔や頭に広がる三叉神経というものがあります。三叉神経の周りにも神経があって、これが過敏な状態であるということも考えられています。ですので、マスクをするたびにズキンズキンと片頭痛が生じるような場合には、「マスクによる片頭痛」だと考えられるということです。対処法として、ブドウ糖を含んだ飴などをなめると改善される場合が多く、飴をなめると血管が収縮するのではないかと考えられています。その他にも、血管を拡張させない、収縮させるという意味で、カフェインなどを飲むと片頭痛が改善すると言われています。

新行市佳アナウンサー、森田豊氏、飯田浩司アナウンサー

新行市佳アナウンサー)他に、生活のなかでできる片頭痛の予防法はありますか?

森田)やはりストレスが原因ですので、睡眠不足を避けることや、仕事のしすぎを避けることは大事です。あとは部屋を暗く静かにすることや、血管の拡張が原因になるので、痛いところの血管を抑えてあげることも大事です。例えば、こめかみなどの動脈を指で押さえる、痛いところを冷やすといったことは、片頭痛には効果的と考えられています。

飯田)痛みが改善しないときには、お医者さんにかかったほうがいいですよね。

森田)そうですね。片頭痛と緊張型頭痛では対処法も違いますし、薬も変わって来ますので、どのタイプの頭痛なのかをきちんと診断してもらうことが大事です。また、なかには2つのタイプの頭痛が合併している場合もありますので、やはり最初は診断を受けていただければと思います。最近では、片頭痛だと血管の拡張を抑えるような効果の高い薬を処方されますので、医療機関に受診していただきたいと思います。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

番組HP

医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


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