アイスクリーム、ルーツは何と紀元前にあり
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月4日放送分のテーマは「アイスクリームの歴史」です。
アイスクリームのルーツは紀元前までさかのぼりますが、現在のシャーベットのようなものだったと考えられています。
古代ギリシャやローマでは食品を保存するための氷や雪に、ハチミツや果汁を混ぜて食べていたそうです。また中国では、家畜からしぼったミルクを雪で冷やした、アイスミルクのようなものが食べられていたそうです。
その後、16世紀になるとイタリアでは冷凍技術が大きく進化し、天然の氷を使わずにシャーベットがつくられるようになりました。そして18世紀、イタリアでホイップクリームを凍らせた氷菓子が誕生します。これが“現在のアイスクリームの原型”とされています。
こうしたアイスクリームの技術がアメリカにも伝わって、爆発的に広まって行きます。
19世紀、アメリカの主婦の方が、樽のなかに氷と塩を入れて冷やす「手回し式アイスクリームフリーザー」を発明しました。これによって、一般家庭でもアイスクリームがつくれるようになりました。
同じころ、アメリカの牛乳屋さんが余ったミルクの処理に困り、アイスクリームの生産と販売を思いつきます。牛乳の工場をアイスクリーム工場に切り替え、ここから“アイスクリームの産業化”が始まります。
そんなアイスクリームが日本に伝わるのは、幕末になってからです。
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