「日本で初めて時刻が定められた日」はいつ?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月10日放送分のテーマは「電波時計」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
時刻やカレンダーを自動的に修正して合わせてくれるのが、「電波時計」です。
電波時計は「標準電波」を受信していますが、これは“10万年に1秒の誤差”と言われる「セシウム原子時計」をもとに、日本に2ヵ所ある電波送信所から送信されています。
その電波を受信して、電波からデータを取り出し、正しい時刻やカレンダーを表示しています。 世界で初めて標準電波を利用した電波腕時計が発売されたのは、1990年(平成2年)のドイツです。
また、6月10日は「時の記念日」とされています。日本で初めて時刻が定められた日であり、飛鳥時代の671年、天智天皇が水時計を使って、日本で最初に時を知らせたことに由来しています。これが現在の暦で6月10日にあたります。
「時の記念日」として定められるようになったのは、1920年(大正9年)です。当時は時間に対する意識があまり高くなかったそうで、時間をきちんと守り、規則正しく効率的な生活を習慣づけることを目的に、「時の記念日」が誕生しました。