静養中の小池都知事 精神的に追い込まれた「4つの原因」

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月24日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。小池東京都知事が過度の疲労で静養というニュースについて解説した。

静養中の小池都知事 精神的に追い込まれた「4つの原因」

定例会見に臨む東京都の小池百合子知事=2021年4月9日午後、東京都庁 写真提供:産経新聞社

静養のため公務から離れた小池都知事

東京都は6月22日夜、小池百合子知事が過度の疲労により静養が必要になったため、今週中は公務から離れると発表した。

飯田)小池東京都知事が過度の疲労で静養ということですが。

鈴木)驚きました。

飯田)時期が時期なだけに。

1週間前から体調が悪そうだった~精神的な疲れではないか

鈴木)発表の日の夜から、近い人たちに朝まで取材をしました。「声が擦れていた」ということがクローズアップされましたが、周辺の人たちに聞くと、1週間くらい前から体調が悪そうで、疲れているようだったと言うのです。考えられるのは、病気ではなくて、精神的な疲れではないかと周りの人たちは言っています。確かに、オリンピックの大詰めなど、いろいろなことがありました。

飯田)19日には総理とも会談していました。

鈴木)約1時間。いろいろ言われていますが、選挙の話は一切していないと思います。オリンピックのことを詰めたのではないでしょうか。

飯田)観客の上限だとか、週明けに発表されるものについて当然話されたと思います。

鈴木)すり合わせですよね。それからお金の問題もありますし、IOCとどう対応するかというようなものもあったのでしょう。また、新型コロナウイルスの問題。緊急事態宣言が解除されるときに、お酒をどうするかで国と行き違いました。「東京都いじめではないか」ということが言われましたけれど、その辺りのこともあった。もう1つ言うと、新型コロナに関しては、小池さんは専門家を集めてかなり細かく分析をしているのですが、リバウンドの可能性が高いのではないかという話になって来ていて、実際に増えていますよね。

飯田)東京の感染者は。

鈴木)その辺りで「またか、どうすればいいのだ」と。こんなことも考えていたというのが2つ目。それから、3つ目は都議選です。いよいよ25日に告示ですけれど、小池さんはどういう立場で都民ファーストに関わるのか。「全面的に支援して欲しい」と現場は言っている。しかし、自民党や政府との関係を考えると、どこまで入り込んでいいのか。五輪と新型コロナと都議選、その3つが大詰めだった。そういうところで精神的にまいっていたのだろうと。

20年飼っていた愛犬の死

鈴木)もう1つ言われているのは、一部メディアも書いていますが、愛犬を20年飼っていたのですけれど、その愛犬が最近死んでしまったらしいのです。そのショックもある。ペットを飼っている方はわかると思うけれども、もう家族ではないですか。

飯田)うちも犬がいますが、家族ですね。特に20年となるとかなり長寿です。

鈴木)小池さんに近い人は、そういうことも重なったのではないかと言っていました。

飯田)思惑含みや政局含みということでもなさそうですね。

鈴木)そうではない気がします。ただ、都議選への影響は大きいですよね。

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