「UV」って一体何なの? 紫外線対策をあまりしないとどうなるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月13日放送分のテーマは「紫外線の種類」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
紫外線は英語で「ULTRA VIOLET RAY」、略して「UV」と呼ばれています。
紫外線は強いエネルギーを持った光線ですが、波長の長さによって「A」「B」「C」の3種類に分けられます。それぞれ「UV-A」「UV-B」「UV-C」と呼ばれています。
なかでも「UV-C」は強い殺菌効果があります。ただし、地球のはるか上空にあるオゾン層に吸収されるため、地表には到達しません。地表に届くのは「UV-A」と「UV-B」で、その多くが「UV-A」です。
“紫外線=日焼け”というイメージがありますが、日焼けを起こす力で比べると、UV-BはUV-Aの600倍~1000倍強いと言われています。UV-Bは地球上に届いている量は少ないのですが、皮膚の細胞のDNAに傷をつけてしまいます。
皮膚の細胞にはDNAの傷を修復する仕組みが備わっていますが、DNAの傷が大き過ぎたり、その傷が何度も発生したりすると、修復能力を超えてしまいます。その結果、誤った遺伝情報である突然変異が起きて、皮膚がんの原因になると考えられています。
日本で紫外線が最も多くなる時期は、UV-Aが5月、UV-Bが7月~8月です。ですから、この時期は特に紫外線対策が大切です。