宇宙空間はなぜ「黒く」見えるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月31日放送分のテーマは「宇宙の豆知識」です。
約46億年前、太陽が誕生しました。それとほぼ同時期に地球も、火星や金星、木星といった太陽系の惑星と一緒に生まれています。
太陽は生まれたときから燃え続けています。しかし、50億年後には燃えるものがなくなって、太陽は輝き続けることができなくなると言われています。その後、太陽は地球や火星の軌道付近までふくらみ続け、地球は太陽に飲み込まれると考えられています。
最後には太陽も爆発し、ガスやチリとなって宇宙にまき散らされ、また新しい星が生まれる材料になると言われています。
ところで、宇宙の画像や映像を見たとき、太陽で国際宇宙ステーションやスペースシャトルは明るく照らされているのに、その背景は真っ黒に見えます。これは「太陽の光を反射するものがないから」だそうです。
地球には空気があるため、空気中の小さな粒・分子に太陽の光が当たり、それがさまざまな方向に反射しています。このとき、青い光が最も反射が大きいので、空が青く見えるのです。
ところが宇宙はほぼ真空状態ですので、反射するものがなく、太陽の光は真っ直ぐ通過してしまいます。つまり、私達の目に戻って来る光がないので、宇宙空間は黒く見えるというわけです。
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