生物学的に「カニ」ではない? カニの王様・タラバガニの不思議
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月10日放送分のテーマは「タラバガニ」です。
タラバガニは、その大きさや食べ応えなどから「カニの王様」と呼ばれています。英語でも“王様のカニ”という意味で「キングクラブ」と言います。大きいものになると、両脚を広げた場合は1m以上にもなります。
「タラバガニ」という名前は、オホーツク海など魚の「タラ」が獲れる場所、つまり「タラバ(鱈場)」に生息していることから付いたとされています。
そんなタラバガニですが、実はカニではなく「ヤドカリ」の仲間だそうです。しかし、見た目がカニに似ていることから、一般的には「カニ」として扱われています。
ズワイガニなど、カニの仲間とタラバガニを見比べた際、脚の本数が違います。ズワイガニなどのカニの場合、ハサミと脚の部分を左右それぞれ合わせると、全部で10本あります。
それに対して、タラバガニの場合は「8本」です。脚の数が2本少ないのだとか。
ただし、正確にはタラバガニの脚も、ズワイガニと同じように左右4本ずつあるそうです。残りの2本は甲羅のなかに隠れていて見えないため、ハサミを入れると全部で8本になるのだそうです。
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