コロナ濃厚接触者の待機短縮 14日から10日へ
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月14日放送)に外交評論家・内閣官房参与の宮家邦彦が出演。政府が表明したオミクロン株感染者の待機期間の短縮について解説した。
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検査続くPCRセンター 「安心」を支える=2021年11月26日、千葉県市川市 写真提供:共同通信社
濃厚接触者の待機期間、短縮へ
政府が新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」感染者の濃厚接触者の待機期間について、現在の14日間から10日間に短縮する方針を表明した(※番組放送時点では「短縮する方向で調整中」)。
宮家)これは日本だけでなく世界中で問題になっています。この間、アメリカのニュースを聞いていたのですが、待機期間10日間のうち前半の5日間と後半の5日間で対応を変えようとして、CDCがそれを発表したところ、ものすごい批判が出て、その対応に追われていました。
飯田)CDCに対して。
宮家)「何を根拠にしているのか」、「科学的な根拠があるのか」ということです。ビジネスを活性化させるためにはある程度緩和しなくてはいけないという要請もあるから、「一体どちらなのだ」という議論はアメリカでもやっています。
飯田)アメリカでも。
宮家)日本でもそういう議論が当然あってしかるべきです。待機期間は短縮した方がいいですよ。海外から帰って来て、およそ3日~6日。濃厚接触者であれば14日間。これは相当なストレスです。短くして欲しいというのが海外に出る人の本音です。
飯田)検査して陰性であれば。
宮家)待機している間に市中ではオミクロン株がこんなに拡がっていているのですから、陰性のまま待機している人は「なぜこうして隔離されているのだろう」と思うかも知れませんね。