角や牙のある「鬼のイメージ」はどこから来たの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月1日放送分のテーマは「鬼の豆知識」です。
中国では、鬼は「亡くなった人の魂そのもの」で、「姿かたちのないもの」とされていたそうです。日本でもこの影響を受けて、当初は姿の見えないものとして伝わり、さらに死への恐怖や恐れから「鬼は怖いもの、人に悪さをするもの」というイメージがついたと考えられています。
また、一般的な鬼のイメージである「ツノやキバを生やした恐ろしい姿」は、仏教に登場する鬼が由来とされています。例えば餓鬼や、地獄にいる青鬼・赤鬼などです。
「鬼」という漢字は、「大きな丸い頭をした亡霊」を描いた象形文字からできたとされています。象形文字とは、物体を見たままの様子や、具体的なものの形をかたどってつくられた文字のことです。
また、「鬼」という漢字を「おに」と読むようになったのは、「隠(おん/おぬ)」という言葉が変化したものと考えられています。
つまり、「隠れて人の目に見えないもの」「姿かたちを隠している存在」という意味で、「鬼(おに)」と呼ぶようになったという説があります。
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