「世界最古のハサミ」はいつごろ誕生したの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月11日放送分のテーマは「ハサミ」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
私たちが日常で何気なく使っているハサミ。その歴史は古く、紀元前1500年ごろに登場したと言われています。現在も残っている最古のハサミは、紀元前1000年ごろにギリシアでつくられたとされるハサミです。
そのハサミは「握りばさみ」と呼ばれるタイプで、その名のとおり握って使うハサミです。指を入れる穴がなく、「糸切りばさみ」や「和ばさみ」と呼ばれています。当時は主に羊の毛を刈るとき、このハサミを使っていたと考えられています。
それに対して、指を入れる穴があるハサミは「洋ばさみ(西洋ばさみ)」などと呼ばれます。洋ばさみのなかでも、布地を切るときに使うハサミは「裁ちばさみ」「ラシャ切りばさみ」と呼ばれています。
洋ばさみは、握りばさみの誕生よりもあとにできたと言われています。それぞれ見た目の形から、握りばさみは「U字型」、洋ばさみは「X字型」と呼び分けることもあるそうです。