「事務用ハサミの原型」とされる、フィンランドのハサミとは?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月14日放送分のテーマは「ハサミの進化」です。
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※画像はイメージです
ハサミは時代や生活スタイルの変化とともに、どんどん進化していきます。そして1967年(昭和42年)、フィンランドのメーカー「フィスカース」のハサミが登場し、ハサミの歴史を大きく変えていきました。
このハサミは「オレンジハンドル」と呼ばれ、持ち手の部分がオレンジ色の樹脂でできています。ハサミと言えば金属製が当たり前だった時代に、良質で錆びないステンレスを使ったことで、それまでのハサミよりも軽くなっています。
見た目・使いやすさともに優れ、さらにハンドルが目立つ色をしていたので、デスクや引き出しのなかに埋もれていても、すぐに見つけることができます。それも含めて、フィスカースのハサミは「現在の文房具や事務用のハサミの原型」とされています。
その後もハサミは進化していきますが、2000年代になると小型化がブームになっていきます。特に、レイメイ藤井のペン型ハサミ『ペンカット』の登場は、ハサミの歴史のなかでも画期的なものとなりました。