「ギザ10」って何のためにつくられたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月17日放送分のテーマは「貨幣の疑問」です。
貨幣(硬貨)は、すべて丸い形をしています。「四角形に比べて使うときに便利」「角がないので、摩擦によってすり減ることが少ない」「大量生産する際に都合がいい」などの理由から、明治政府がこの形に定めたそうです。
貨幣によって、5円玉や50円玉には穴が開いています。これは10円玉や100円玉など、他の貨幣との識別を容易にするためであり、また偽造防止などの理由からだそうです。
ただ、昭和23年に初めて発行された5円玉や、昭和30年に初めて発行された50円玉は、どちらも穴が開いていないそうです。
たまに「ギザギザがある10円玉」を見かけることがあります。俗に「ギザ10」などとも呼ばれますが、これは昭和26年~昭和33年に発行されたものです。
ギザギザを付ける理由として、現在は一般的に、他の貨幣との区別や偽造防止のために付けられているそうです。ただ、偽造されるのを防ぐため、ギザギザの数は公表されていません。
ちなみに、去年(2021年)11月に発行された新しい500円玉には、世界初の「一部だけ異なる形状のギザギザ」が入っているそうです。
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