「ラムネ」と「サイダー」って何が違うの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月27日放送分のテーマは「日本の炭酸水の歴史」です。
ヨーロッパで誕生した炭酸水の製造方法ですが、19世紀になるとアメリカに伝わっていきます。1808年には、アメリカの薬剤師であるタウンゼント・スピークマン氏が「果汁で味付けした炭酸水」を発売しました。これが現在の炭酸飲料の元祖と言われています。
日本では7世紀末期の「日本書紀」に、「山に湧き出た炭酸水と思われるものを飲んで、病が治った人がたくさんいた」と書かれているそうです。日本でも昔から炭酸水が湧き出ていたと考えられますが、人工的な炭酸飲料が初めて伝わったのは、江戸時代末期の1853年です。
アメリカのペリー提督が艦隊を率いて、現在の神奈川県・浦賀沖に来航した際、飲料水の1つとして船に「炭酸レモネード」を積んでいたそうです。それを幕府の役人に飲ませたのが「日本の炭酸飲料の第1号」だと言われています。
炭酸レモネードですが、実はラムネの原型であり、「ラムネ」という名前はレモネードがなまったものだと考えられています。
また、「ラムネ」とよく似た炭酸飲料に「サイダー」があります。ビー玉入りの瓶に入っているのがラムネ、それ以外はサイダーで、中味に違いはないそうです。
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