夏だけのプレミアムなカツ弁当、今年も小淵沢駅に登場!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

プレミアム高原野菜とカツの弁当

画像を見る(全6枚) プレミアム高原野菜とカツの弁当

山梨県の中央本線・小淵沢駅で半世紀以上続くロングセラー駅弁、「高原野菜とカツの弁当」。駅弁のなかでは珍しい生野菜をメインとしたチキンカツ弁当で、不動の人気です。地元では“カツ弁当”と呼ばれているこの駅弁に、毎年夏に登場しているのが、地元産にできるだけこだわった“プレミアム”バージョン。やっぱり、この駅弁を食べずに夏は終われないということで、ちょっぴり足を伸ばしてみました。

キハ110系気動車・普通列車、小海線・信濃川上~野辺山間

キハ110系気動車・普通列車、小海線・信濃川上~野辺山間

残暑にも疲れてきたころ、ちょっと涼みに出かけたいなぁと思い立つのは、やっぱり小海線。中央本線の小淵沢から、標高1375mのJR線最高地点を通り、佐久平で北陸新幹線と接続し、終着のしなの鉄道・小諸までは、各駅停車で2時間あまりの旅となります。途中、八ヶ岳山麓の野辺山周辺では、車窓に一面の高原野菜畑が広がり、大きなトラクターやトラックが頻繁に行き交って、キャベツやレタスなどが出荷されていく様子がうかがえます。

プレミアム高原野菜とカツの弁当

プレミアム高原野菜とカツの弁当

そんな夏の高原列車の旅に欠かせないのが、小淵沢のロングセラー駅弁、丸政が製造する「高原野菜とカツの弁当」。今年(2022年)も8月いっぱいまで、すっかり夏の恒例となった「プレミアム高原野菜とカツの弁当」(1500円)として販売されています。できるだけ、地元産の食材にこだわっているのが“プレミアム”の特徴。ゴールドの掛け紙も、ひときわ輝いて、期待感が高まります。

プレミアム高原野菜とカツの弁当

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【おしながき】
・チキンカツ 山梨県産甲斐味鶏
・レタス 八ヶ岳地域産
・セロリ 長野県産
・きゅうり 山梨県北杜市産
・ミニトマト 山梨県北杜市産
・コーン 山梨県北杜市産
・しめじ 長野県産
・カリフラワー 長野県産
・りんご 青森県産
・白飯 新潟県産

プレミアム高原野菜とカツの弁当

プレミアム高原野菜とカツの弁当

山梨・長野の県境にある小淵沢。定番のチキンカツには、山梨のブランド鶏・甲斐味鶏を使用。レタスは八ヶ岳エリア、きゅうり・ミニトマト・コーンは、地元・山梨県北杜市産を使い、セロリ・しめじ・カリフラワーは長野県産のものを使うなど、丸政のこだわりが詰まっている「プレミアム高原野菜とカツの弁当」です。カツのサクサク感、野菜のシャキシャキ感を満喫しながら、ご飯をモリモリいただけば、夏バテ気味の体も元気が出てきそうです。

キハ110系気動車・普通列車、小海線・清里~野辺山間

キハ110系気動車・普通列車、小海線・清里~野辺山間

東京・新宿を午後イチの特急「あずさ」で出発しても、小海線に乗り継いで佐久平から、北陸新幹線「あさま」で東京に戻ってくればまだ午後7時ごろ。私自身も午後にぽっかり時間が空いたときに、そんなプチ旅を楽しんだことがあります。高原列車のひんやり感はもちろん、信州・佐久ののどかな夕暮れの景色に、夏の終わりを感じるのも楽しいひととき。ピークをちょっと外すと、旅はもっと楽しくなります。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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