「カレー」って、いつの時代から食べられていたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月12日放送分のテーマは「カレー」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
「カレー」を辞書で調べると、「粉末状の香辛料を混ぜ合わせて風味をつけたソース、またはそれを使った料理」とあります。
「カレー」の語源は諸説ありますが、よく言われているのはインドのタミール語「カリ」からきたとする説です。カリとは「ソース」や「汁」の意味で、スパイスで具材を煮込んだ汁状のものと考えられています。
他にもさまざまな説がありますが、インドを中心とした熱帯や亜熱帯地方のスパイシーな料理のことを、英語で「カレー」と呼ぶようになったと言われています。
本場のインドでは、いくつものスパイスを調合してカレー料理がつくられています。その際に使われるスパイスの種類や量は、それぞれの家庭によってまったく違うため、一口に「カレー料理」と言っても、その種類は数百にもなるそうです。
インドの方々にとって日常の食事であるカレーですが、いつごろから食べられていたのかはわかっていません。16世紀~17世紀にかけてコショウなどの香辛料を求め、インドにやって来た人たちがカレー料理と出会い、ヨーロッパへ伝わっていったと言われています。