昔のナスは「白くて丸いもの」が主流だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月29日放送分のテーマは「ナスの色」です。
ナスの色=紫色のイメージがありますが、ナスのような深め・暗めの紫色は「茄子紺」と呼ばれるそうです。
ナスの色はポリフェノールの一種で、天然色素「アントシアニン」から抽出された「ナスニン」という成分によるものです。「ナスニン」は皮の部分に多く含まれています。
ちなみにアントシアニンは紫外線から身を守るための、いわば日焼け止めのような働きをしており、ブルーベリーやブドウなどにも含まれています。アントシアニンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化や老化の防止、高血圧、目の疲労などに効果的とされています。
「アントシアニンを持っていないナス」もあり、色が真っ白なので「白なす」と呼ばれています。「白なす」は紫外線から身を守る色素がない代わりに、分厚い皮を持つことで自分の身を守っているそうです。
ナスは英語で「eggplant」ですが、実は18世紀ごろまで、ヨーロッパで「ナス」と言えば白いものが主流だったそうです。形も丸く、色と形がガチョウの卵に似ていたので、「eggplant」の名前が付いたと言われています。
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