発症してからの時間との闘いになる「脳卒中」 迷わず救急車を呼ぶこと

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東京都医師会理事で「水野医院」院長の水野重樹氏が11月7日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。脳卒中の原因や症状について解説した。

※画像はイメージです

2つに分かれる「脳卒中」 ~脳梗塞と脳出血の違い

新行市佳アナウンサー)今回は脳卒中についてお伺いします。とても怖い病気というイメージはあるのですが、脳卒中とはどんな病気か、改めて教えていただけますか?

水野)皆さん脳卒中にかかりたくないという気持ちはあると思います。大きく分けると血管の病気のなかで、脳の血管が詰まる、あるいは脳の血管が切れて破れるということがあります。詰まる方が脳梗塞、血管が破れる方が脳出血と覚えていただければいいと思います。

脳卒中の主な要因は「生活習慣病」 ~生活習慣を見直すことが重要

新行)どのような原因があるのでしょうか?

水野)血圧が高い、コレステロール値が高い、あるいは糖尿病があるなど、生活習慣病があると起こりやすいことがわかっています。

新行)生活習慣病を患っている方。

水野)タバコを吸っている方に多いというデータもあります。生活習慣病ですので、脳卒中を起こさないためにも、生活習慣を改めていただくことが重要です。

新行)生活習慣を見直すことが脳卒中の予防につながるのですね。

水野)はい。

水野重樹氏、新行市佳アナウンサー

脳卒中が発症してから検査・治療までの時間が重要になる

新行)脳梗塞や脳出血は、「ある日突然」ということが多いのでしょうか?

水野)血管の病気ですので、「ある日突然」ということが多いです。ある日突然、「いつなったか」が重要になります。脳卒中の場合、発症した時間と病院まで行く時間、さらに検査・治療までの時間が重要になります。

新行)時間が重要になる。

水野)一般的に脳梗塞の場合は、カテーテルや薬での治療を行いますが、4.5時間を過ぎてしまうといろいろな治療を選択できなくなってしまいます。早めに医療機関を受診することをお勧めします。

新行)早く気付けるかどうか、そして「救急車を呼ぶか呼ばないか」という部分も大きく作用してきますね。

水野)救急隊もトレーニングされていますので、「脳卒中かどうか」の判断はある程度してくれます。搬送される病院は当番制になっていることが多いのですが、脳卒中を受け入れる病院を把握していますので、すぐに連絡して「このような状況です」と病院に搬送していただくことが多いです。

症状があれば、迷わずに救急車を呼ぶ

新行)言葉が出てこない、手がしびれる、文字を斜めに書くなどの症状が出ても、「ただの疲れかも知れない」と思うこともあります。ご家族からすると、「救急車に電話するほどのものなのか」と判断を迷ってしまうこともあると思いますが、どうすればいいのでしょうか?

水野)そのような症状がある場合は、救急車を呼んだ方がいいです。時間との争いになりますので、確実に救急隊を呼んでいただきたいと思います。

新行)不安に思ったら躊躇せず、まずは電話で相談してみるということですか?

水野)オペレーターの方も「どんな症状ですか?」と聞いてくると思います。オペレーターの方も訓練されているので、すぐに救急隊が向かうと思います。

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モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

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