『ある男』妻夫木聡×安藤サクラ×窪田正孝、世界も注目した珠玉のヒューマンミステリー

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1085回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、11月18日に公開された『ある男』と『ザ・メニュー』をご紹介します。

映画館で観たい!『ある男』 ~彼は一体、誰なのか?

読売文学賞に輝いた平野啓一郎による同名ベストセラー小説を、鬼才・石川慶監督が映画化した『ある男』。

愛したはずの夫は、実はまったくの別人だった。「第79回ヴェネチア国際映画祭」や「第27回釜山国際映画祭」で上映され、大絶賛の嵐を受けたヒューマンミステリーが劇場公開となりました。

『ある男』

『ある男』

『ある男』のあらすじ

弁護士の城戸章良は、かつての依頼者・谷口里枝から奇妙な相談を受ける。それは、彼女の亡くなった夫・大祐の身元を調査して欲しいというものだった。

里枝は離婚を機に、子どもを連れて帰郷。やがて出会った大祐と再婚する。新たな子どもにも恵まれ、幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮の事故で死亡。

長年疎遠となっていた大祐の兄が弔問に訪れた際、遺影に写っているのは大祐ではないと言ったことから、愛したはずの夫がまったくの別人だったことが判明したのだ。

城戸は“大祐”として生きた“ある男”の正体を突き止めるべく、さまざまな人物と出会う。すると驚くべき真実が、次々と明らかになり……。

『ある男』

『ある男』

『ある男』のみどころ

キャストには日本映画界を代表する豪華な俳優陣がズラリと揃いました。

主人公の弁護士・城戸章良役には、石川慶監督とは3度目のタッグとなる妻夫木聡。今作では初の弁護士役に挑み、謎が謎を呼ぶ事件の真相に迫ります。

夫の身元調査を依頼する谷口里枝役には、安藤サクラ。そして里枝の夫であり“大祐”として生きた“ある男”を演じたのは、窪田正孝。

3人が演じた役どころは、どれも難しい人物像ばかり。各キャラクターの感情の機微を丁寧にすくい取り、繊細な演技で観客を魅了します。

さらに清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明たちによる好演・怪演が、愛と過去をめぐる物語に深みを与えています。

『ある男』

『ある男』

石川慶監督ならではの独創的な映像表現に導かれるように、オープニングからぐいぐいと引き込まれてしまう本作。

“ヒューマンミステリー”と銘打ってはいますが、里枝や大祐はもちろん、登場人物それぞれの立場に立って観ると、ラブストーリーとも社会派ドラマとも捉えることができ、その豊潤な作風には圧倒されるばかりです。

人間存在の根源に迫る珠玉のドラマ。その醍醐味を是非、スクリーンで存分に味わって。

『ザ・メニュー』

『ザ・メニュー』

コチラも映画館で観たい!『ザ・メニュー』

アメリカ北西部・太平洋沖の孤島に位置する、予約が取れないことで有名なレストラン。有名シェフが振る舞う目にも舌にも麗しい極上メニューには、想定外の“サプライズ”が添えられていた。果たして、このレストランに、そしてメニューの数々に隠された秘密とは……。

飯テロムービーかと思いきや、オードブルからデザートまで、1皿運ばれてくるごとに緊張感が高まっていく、極上のサスペンスムービー。まったく先の読めないストーリー展開に、心拍数は上がりっぱなし。

そして観終わったあと、あなたはきっと意外なアレが食べたくなる、はず。

『ある男』

『ある男』

『ある男』

2022年11月18日(金)から全国ロードショー
出演:妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん、仲野太賀、真木よう子、柄本明

原作:平野啓一郎「ある男」(文春文庫刊)
監督・編集:石川慶
脚本:向井康介
音楽:Cicada
企画・配給:松竹
(C)2022「ある男」製作委員会
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/a-man/

『ザ・メニュー』

『ザ・メニュー』

『ザ・メニュー』

2022年11月18日(金)日米同時公開
監督:マーク・マイロッド
製作:アダム・マッケイ
出演:レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、ホン・チャウ、ジャネット・マクティア、ジョン・レグイザモ ほか
原題:The Menu
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2022 20th Century Studios. All rights reserved.
公式サイト  https://www.searchlightpictures.jp

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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