航空・旅行アナリストの鳥海高太朗が1月4日(水)、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演し、水際対策の現状について「無意味」と断言。番組パーソナリティを務める辛坊も、自らの帰国体験を交えて「何の意味があるんだ」と疑問を呈した。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
岸田文雄首相は4日、新型コロナウイルスの感染が急増している中国からの入国者に対する水際対策を8日からさらに強化すると表明した。政府は先月30日より、中国からの直行便で到着した乗客に対し、抗原検査キットなどで臨時的な水際対策強化を図っているが、8日からは陰性証明の提示を義務付け、検査も精度の高いPCR検査などに切り替える。
昨年夏以降、ハワイやラオス、台湾を訪れたという辛坊は現状の水際対策全般について「あんなバカバカしいことしているのは日本くらいじゃねぇかと思う」と切り出した。同様に取材などで頻繁に海外と行き来している鳥海も「ふざけるな」と続けた。
現在、日本へ入国する際に検疫免除を受けるには原則として「Visit Japan Web」というオンライン入国手続きサービスを使い、事前に有効なワクチン接種証明書、あるいは陰性証明書をアップロードする必要がある。以前必要だった誓約書や質問票などは現在不要で、ワクチン接種証明書は飛行機搭乗前にも必ず確認されることから、鳥海は「だったら、(搭乗前の確認で)見せて終わりでいい」と述べ、事前アップロードする必要性などを「無意味」だと断言した。
さらに辛坊は、昨年夏にハワイから帰国した際には空港係官によるオンライン申請内容とパスポート情報との突合確認をされたが、先日台湾から帰国した際には「青いスマホの画面を見せるだけで“はーい、こっちです(検疫免除レーン)”それで終わり。あれじゃあ、前のやつをスクリーンショットしておいて、写真で見せたってたぶんOKで……。何の意味があるんだ」と呆れ気味に語った。鳥海によると、以前は二次元コードをかざす必要があったが、現在は廃止されているという。
辛坊は「中国便だけ止めたって、ほとんど意味がない。今のコロナのオミクロンはそこまでしなきゃいけないウイルスなのかという根本問題をすっ飛ばしちゃって、とにかく仕事すること自体が目的となっているとしか思えない」と批判。「海外に行くと、日本だけものすごく特殊なことになっていると実感する」と述べた。
■番組タイトル:ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』
■放送日時:毎週 月~木曜日 15時30分~17時30分 生放送
■パーソナリティ:辛坊治郎
■アシスタント:増山さやかアナウンサー(月~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)