徳川家康公が好んだ観葉植物「オモト」って何?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月10日放送分のテーマは「オモト」です。
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オモト
日本独自の観葉植物として、長年にわたって親しまれているものに「オモト」があります。
「オモト」は漢字で「万年青」と書きます。常に青々と葉っぱを茂らせており、この名前は「万年繁栄しますように」という意味を込めて付けたと考えられています。
「オモト」は日本原産の植物で、1000年以上前から薬草として使われています。室町時代になると、生け花に使われていたそうです。そんな「オモト」を観葉植物として好んだのは、徳川家康公だと言われています。
一説には、家康公が江戸に幕府を開いた後、江戸城本丸が完成した際、お祝いに「オモト」を贈られます。「オモト」の鉢植えとともに城に入り、これを床の間に飾ったところ、徳川300年の繁栄を築いた……と言われています。
その言い伝えから、引っ越しの際、新居へ最初に「オモト」を運び込むと運が開けるとして、大変なブームになったそうです。