かつて「生産量の9割」を占めていた「2品種のイチゴ」って何?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月17日放送分のテーマは「イチゴの品種」です。
明治時代後半、園芸学者で農学博士の福羽逸人によって、国産第1号のイチゴである「福羽苺」が誕生しました。
この「福羽苺」をルーツに、数多くのイチゴの品種が誕生しています。例えば1980年代半ばに福岡県で誕生した「とよのか(豊の香)」と、栃木県で誕生した「女峰」です。「女峰」は日光にある「女峰山」にあやかって付けられた名前だそうです。
「西の『とよのか』、東の『女峰』」と呼ばれ、長年、この2品種が全国の生産量の9割を占めていたそうです。
その後、1990年代に「女峰」に続く新しい品種として栃木で誕生したのが「とちおとめ」です。それまでのイチゴより「1ランク上のイチゴ」として、あっという間に人気になりました。
「とちおとめ」に対抗するイチゴとして、2000年代に登場したのが「あまおう」です。名前は一般公募から名付けられたもので、「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字を取って「あまおう」なのだそうです。
この名前には、「イチゴの王様になって欲しい」という願いが込められていると言われています。
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