元号「令和」と「梅の花」の関係って何?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月6日放送分のテーマは「梅と令和」です。
梅のふるさとは中国で、3世紀の終わりごろに日本へ伝わったとされています。それ以来、日本人の生活や文化と深く結びついています。
その1つが、現在の元号「令和」です。由来となったのは、日本に現存する最古の歌集『万葉集』におさめられている『梅の花の歌』です。
『万葉集』には梅の花を詠んだ和歌が32首ありますが、「令和」に関連しているのは和歌そのものではなく、「序文」とされる文言です。「序文」には、「初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」とあります。
解釈の一例として、「初春の良き月、空気は清く澄みわたり、風はやわらかにそよいでいる。そんななか、鏡の前の美しき女性の白粉のように、梅の花が白く咲き、蘭の花は御香のような香りをただよわせている」とあります。
「令和」が元号に決まった背景には、「厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、1人1人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい」との願いが込められているそうです。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・