1本の木に「赤と白の花」が咲く「源平咲き」 なぜ起こるの?

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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月8日放送分のテーマは「梅の花」です。

1本の木に「赤と白の花」が咲く「源平咲き」 なぜ起こるの?

※画像はイメージです

梅のなかには、1本の木に「赤」と「白」の花が咲くことがあるそうです。ただ、「赤色系統の梅の木」に「白い花」が咲くことはあっても、「白色系統の木」に「赤い花」が咲くことはないそうです。

この現象は「突然変異によるもの」とされています。そもそも赤色は「アントシアン」という植物色素からつくられており、赤くなるためには酵素が必要です。さまざまな段階を経て、最終的に赤くなるそうです。

ところが、何かの原因で酵素が働かず、赤ではなく白いままになってしまうのだとか。また最近の研究では、「アントシアン」の発色に必要な糖分が十分に行き渡らないことで「白くなる」と判明したそうです。

このような現象は梅だけでなく、桃やツバキ、ツツジの仲間にも見られます。

ちなみに、1本の木から赤と白の花が咲く状態を「源平咲き」と呼びます。平安時代の源平合戦の際、源氏の旗が「白」、平氏の旗が「赤」だったことが由来とされています。

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羽田美智子のいってらっしゃい

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