「現存する日本最古の自販機」ってどんなもの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月14日放送分のテーマは「自販機の歴史」です。
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※画像はイメージです
1890年(明治23年)、酒の自販機が誕生します。お金を入れると、正面についている蛇口から一合ぶんの酒を注ぐことができるもので、「実用化された日本の自販機」第1号でもあります。
現存する日本最古の自販機は、タバコの自販機の開発で特許を取った発明家・俵谷高七が1904年につくった「自働郵便切手葉書売下機」です。切手とハガキの販売、郵便ポストの3つの機能が1つになったアイデア製品でした。
その後、1924年(大正13年)には発明家・中山小一郎が「袋入りのお菓子の自販機」を開発します。これが全国的に普及した日本初の自販機だそうです。
1931年(昭和6年)、現在の「江崎グリコ」創業者・江崎利一が、キャラメルの自販機を開発しました。お金を入れるとキャラメルの他に映像と音楽が流れ、子どもたちの間で大人気だったそうです。
戦後の昭和30年代になると、菓子メーカー「ハリス」が日本初のチューイングガム専用自販機を開発しました。自販機による清涼飲料の販売が始まったのも、この時期からです。