「長ねぎ」の根本ってどうして「白い」の?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月4日放送分のテーマは「根深ねぎ」です。
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※画像はイメージです
「根深ねぎ」は、「白ねぎ」や「長ねぎ」とも言われます。白い部分を食べますが、色が白いのは土のなかに深く埋めて育てているためです。土のなかにある部分は日の光が当たらないので、白くなるそうです。
根深ねぎは「千住」と「加賀」の2グループに分かれます。「千住ねぎ」は夏だけでなく冬にも成長するタイプで、現在、お店に並んでいる一般的な根深ねぎが「千住ねぎ」です。
「千住ねぎ」は16世紀末、大阪から江戸に来た方々が栽培したのが始まりで、当時はネギと言えば緑の部分を食べる「葉ねぎ(青ねぎ)」を指したそうです。ところが、江戸の気候が関西に比べて寒いため、霜で枯れてしまったのだとか。
そこで、人々は土に埋まっている白い部分を食べるようになりました。さらに白い部分を長くするため、土のなかに植えたあと、株の部分に土を盛る「土寄せ」を行い、現在のような形になったそうです。
やがて現在の足立区千住地区などでも栽培されるようになったことから、「千住ねぎ」と呼ばれていきます。