「枯山水」の石や岩が表現するのは「何の山」なのか
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月26日放送分のテーマは「いろいろな庭園」です。
日本の庭園に多く見られる「池泉庭園」のなかで、周りを歩いて楽しめる庭園を「池泉回遊式庭園」と言います。
「回遊式庭園」のなかには、池に浮かべた船に乗って景色を見て回れる「池泉舟遊式庭園」もあります。代表的なものが、香川県の「栗林公園」です。
建物内にある部屋から景色を眺める「池泉鑑賞式庭園」もあります。代表的なものとして、京都の「智積院」などがあります。
「池泉庭園」とは対照的に、水を使わず山や水などを表現するのが「枯山水」です。石や砂などに模様を描き、流れる水や波を表します。水を一切使っていないのに水を感じさせるのが「枯山水」の魅力の1つです。
置かれている石や岩は、仏教で世界の中心にそびえる山「須弥山」や、仏様を表していると言われます。「枯山水」の代表的な庭園に、京都「龍安寺」の庭園などがあります。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・