キャスターの辛坊治郎が4月26日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。日本の宇宙ベンチャー、アイスペース(東京都)が自社開発した月着陸船による月面着陸を達成できなかったことを巡り、「宇宙開発に失敗はつきものだ。失敗を重ねながらチャレンジしていくしかない」と、今後の挑戦にエールを送った。

【HAKUTO-Rミッション1 着陸発表会】実物大のランダー模型(奥)=2023年4月25日午後、東京都江東区の日本科学未来館 写真提供:産経新聞社
26日未明、日本のベンチャー企業、アイスペースが開発した着陸船が世界初の民間による月面着陸に挑んだが、着陸予定時刻の後に通信が途絶え、計画していた着陸はできなかった。アイスペースによると、着陸船が月面からの高度を誤って認識し、途中で燃料が尽きて落下したとみられる。
辛坊)今回、民間ということで非常に注目されていましたが、国レベルでみても旧ソ連、アメリカ、中国に続く4番目の月面着陸という快挙に期待が高まっていました。今回の挑戦はほぼうまくいっていたのですが、最後の着陸のところで失敗してしまいました。残念です。
人類初の宇宙飛行士による月面着陸に成功したのがアメリカのアポロ11号です。1969年のことです。この模様は全世界にテレビで中継され、当時中学生だった私も見ました。それから54年。生きている間に月旅行へ行けるようになるだろうと思っていましたが、どうやら難しそうです。
想像するさまざまな未来の中でも、最も実現から遠いのが宇宙開発かもしれません。ただ、宇宙開発に失敗はつきものです。失敗を重ねながらチャレンジしていくしかありません。