姫路城・世界遺産登録&駅弁の日30周年! 姫路の“めでたい”おにぎり駅弁は?

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当

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30年前の平成5(1993)年のいまごろは、5月にJリーグがスタート、6月に皇太子・皇太子妃両殿下のご成婚があって、7月に北海道南西沖地震の津波被害があり、8月には細川連立内閣が発足するという、さまざまな出来事がありました。そんな年に「駅弁の日」が制定され、年末には日本初の「世界遺産」が誕生します。そんな“30年”という節目を記念した、姫路のおにぎり駅弁をいただきました。

N700A新幹線電車「のぞみ」、山陽新幹線・岡山~相生間

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駅弁の日30周年! 「おにぎり駅弁」特集

令和5(2023)年のゴールデンウィークは、5月7日まで最大9連休の方もいるそうです。久しぶりに新幹線の旅を計画されている方もいることでしょう。東京から「のぞみ」で西へ向かうと、新大阪まで約2時間半、岡山まで約3時間10分、広島まで約3時間50分、終着・博多までは約4時間50分の旅となります。乗車時間が長くなればなるほど、食事の時間にかかりやすくなりますから、そこは「駅弁」の出番です。

姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当

姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当

4月10日の「駅弁の日」30周年を記念した「おにぎり駅弁」は、西日本エリアを中心に、連休も引き続き販売されているものがあります。兵庫・姫路を拠点に駅弁を製造しているまねき食品の「姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当」(980円)もその1つ。掛け紙には、姫路城が描かれており、“姫路の”駅弁であることをアピールしています。同封されている駅弁カードでも、しっかり姫路城が紹介されています。

姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当

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【おしながき】
・鯛めしのおにぎり 鯛フレーク あおさ海苔 焼海苔
・さばの塩焼き
・鶏つくね串
・煮物(人参、ふき、わかめ)
・菜の花の胡麻和え
・大根なます
・酢蓮根
・ガリ

姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当

姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当

「駅弁の日」30周年が“めでたい”ということで、瀬戸内海ゆかりの真鯛のおにぎり駅弁を作ったというまねき食品。“姫路流”らしく、真鯛の出汁にこだわって炊き上げられたご飯を使って作られたおにぎりは、鯛のほぐし身の上にあおさ海苔が振りかけられて、尾ひれのように刻まれたガリが載ったまるで鯛のようなデザイン。手が込んだ作りの駅弁は、自然と気持ちがワクワクします。姫路駅や関西の主要駅の他、東京駅でも販売があります。

姫路駅前からの姫路城

姫路駅前からの姫路城

駅弁の日30周年を記念して、5月31日まで販売されている「姫路流 瀬戸内真鯛のおむすび弁当」。この駅弁の掛け紙に描かれている国宝「姫路城」も、今年(2023年)12月で日本で初めて世界文化遺産に登録されてから30周年の節目を迎えます。新幹線から一瞬だけ見える姫路城もいいですが、せっかくなら姫路駅で途中下車して、じっくりとお城を巡ってみるのも楽しいひとときになることでしょう。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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