「寒天」が固まりにくくなる食材って何?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月10日放送分のテーマは「寒天」です。
ゼラチンと同じように「材料を固める」用途で使われるものに「寒天」があります。寒天は「テングサ」などの海藻が原料で、食物繊維を多く含んでいます。
寒天は和菓子に使われることが多いですが、粉末状の粉寒天を使ったゼリーもあります。ゼラチンを使ったゼリーと区別するため、「寒天ゼリー」と呼ばれています。
寒天はゼラチンよりも固める力が強いので、ゼリーに使った場合、歯切れがよくホロッと崩れる食感が特徴です。
寒天は90℃以上で溶けるため、溶かす際は沸騰させる必要があります。常温で固まり、一度固まると溶けにくいのがゼラチンと大きく異なる点です。また寒天の場合、柑橘系の果物など「酸性の食材」と混ぜ合わせると固まりにくいので、注意が必要です。
寒天やゼラチン以外に「固める」用途で使われるものに、「こんにゃくの粉末」があります。これを使ってつくられるのが「こんにゃくゼリー」です。
他にも、海藻などから抽出した食物繊維からつくられる「アガー」も、ゼリーに使われるそうです。
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