フランスベッド株式会社(以下、フランスベッド)は、9月27日(水) ~ 29日(金)東京ビッグサイトにて開催の『第50回 国際福祉機器展』へブースを出展。ニッポン放送・ひろたみゆ紀アナウンサーが現地を取材し、今年介護レンタル40周年を迎えるフランスベッドの製品を体験した。
昨年10月の『国際福祉機器展』に引き続き出展となったフランスベッド。今年は、全体的に曲線やパステルカラーを意識したブース作りで「やさしさ」を表現。3Dホログラムを活用し商品を浮かび上がらせることで、来場者の記憶に残る演出にも力を入れた。
今回取材に応じてくれたのは、フランスベッド メディカル船橋営業所の飯野洸太氏。今回の出展テーマは「介護レンタル40周年・その先の未来へ」であるとして、1983年に日本で初めて療養ベッドの家庭用レンタルをおこなった、介護レンタルのパイオニアであるフランスベッドならではの製品やサービスを提供していると飯野氏は語った。
ひろたアナが体験した『離床支援 マルチポジションベッド』は、リモコンによるボタン操作1つで、「寝姿勢」から、「リクライニング」、「座位」、そして「立ち上がり」まで、4つのポジションで離床をサポートできる。
その中でも、『離床支援 マルチポジションベッド』の大きな特徴として挙げられるのが、「立ち上がり」までをサポートできる日本で唯一の介護ベッドという点である。
『マルチポジションベッド』を使うことで、介護者からは「車いすなどに移乗させるのが楽になった」との声をもらい、1人で離床ができている人からは「安心して立てるようになった」などの声が届いているそうで、飯野氏は「様々な症状の方にご好評いただいております」と喜ばしい思いを語っていた。
さらに現在、『マルチポジションベッド』で使用できる新しいエアマットレス『マルチフィット Air ハーフセル』も注目されている。
『マルチフィット Air ハーフセル』は、『マルチポジションベッド』でおこなう「立ち上がり」までの複雑な動きに対応できる、唯一のエアマットレス。利用者の要望に応じて、新しく開発されたものである。
体感したひろたアナは、まるで雲の上に寝ているかのような寝心地の良さに、「フワフワで気持ちいい!」と声を上げた。
4つポジションへ切り替えができる機能はそのままに、『マルチフィット Air ハーフセル』によって新たな寝心地の良さを実現。『マルチポジションベッド』の機能と合わせて使用するには材質上の苦労もあったとのことで、試行錯誤の上に開発した製品であると飯野氏は明かしていた。
また、昨年のブースでも人気だった『マルチフィットてすり』を今年も展示。
『マルチフィットてすり』は、寝室、玄関、風呂場、トイレなど、場所を選ばず工事不要でどこでも設置できる据え置き型てすり。部品の組み合わせによって118パターンのてすりを用意しており、高さや形を変更することで、ご利用者それぞれの身体状況に応じてマルチにフィットするてすりを実現。安心・安全な、自立した生活をサポートしている。なお、介護保険適用商品となっており、レンタルすることもできる。
最後にひろたアナは、福祉用具に関する展望について飯野氏へ尋ねた。すると、飯野氏は、「フランスベッドはおかげさまで介護・福祉用具のレンタル事業を始めて40年になります。これまで以上に、ご利用者様やご家族様の声に耳を傾けながら、今の生活に不安がある全ての方がより良い生活を送っていただけるよう、今までになかった福祉用具の開発に取り組んでまいります」と、未来へ向けて意気込みを語っていた。
そして、ひろたアナが、「パイオニアとして、これからも日本の福祉を引っ張っていってくださいね」と声をかけると、飯野氏は「頑張って引っ張っていきます!」と笑顔を見せた。様々な福祉用具の開発に取り組んでいくフランスベッドに、今後も期待が高まる。
フランスベッドの福祉用具に関する詳細は、公式ホームページでチェックできる。
さらに、取材の模様は下記radikoのタイムフリー機能をつかって10月7日まで聴ける。実際の会場の雰囲気とともに生の声をぜひ聴いていただきたい。