「運命の赤い糸」 赤色の正体は「土」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月3日放送分のテーマは「運命の赤い糸」です。
諸説ありますが、「運命の赤い糸」の由来の1つに、日本最古の歴史書『古事記』の「三輪山伝説」があります。
昔、1人の美しい娘がいました。ある夜、この娘のもとに素敵な若者がやって来ます。それが何日か続いたあと、娘はお腹に赤ちゃんを授かりますが、驚いたのは娘の両親です。
身ごもった理由を聞くと、娘は「名前も知らないけれど、毎晩通われる美しい方と一緒に過ごすうち、自然と身ごもっていた」と答えます。
それを聞いた両親は、娘に「今度その方が来られたら、寝床の前に赤土をまきなさい。そして、糸巻きに巻いた麻糸を針に通しておき、その方の着物の裾に刺しなさい」と言ったそうです。
翌朝、娘がその糸をたどっていくと、三輪山の神社のところで途切れていました。それによって、若者が三輪山の神様である「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」だと判明します。
古くから赤土には邪気を防ぎ、相手を特定する力があると考えられています。赤土が付いた糸が「運命の赤い糸」を思わせ、大切な人を導いてくれると言われるようになったそうです。
他にも、さまざまな伝説が伝えられています。
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