チキンライス、当初「トマトは代用品」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月27日放送分のテーマは「チキンライス」です。
「チキンライス」は、鶏肉とタマネギなどの野菜を炒め、ご飯を入れてトマトケチャップなどで味をつけたものです。
1888年(明治21年)に出版された洋食レシピの本には、「ライスチキン」という名前が登場しています。「ライスチキン」は炊いたご飯をサフランで色付けし、調理した鶏肉を添えるという、いわば「鶏肉のパエリア」だったそうです。それがイギリスでは「鶏肉のピラウ」と呼ばれていました。
「ピラウ」とは「ピラフ」の語源です。そして、「鶏肉のピラウ」は「カレーライス」と同じように、イギリスから日本に伝わってきました。
ところが、サフランはとても高価なため、代わりにトマトが色付けに使われます。そこから私たちが知る「チキンライス」へと変化していったそうです。
日本だと、初期のチキンライスはスープやトマトで炊いたご飯を使ってつくられましたが、大正時代には普通に炊いた白いご飯に、鶏肉とトマトを混ぜて炒めるスタイルに変わっていきました。
さらにケチャップを使うことで、私たちがよく知るチキンライスとなったそうです。
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