国内でも「イスラエル擁護」のバイデン政権へ反発高まるアメリカ
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日本経済新聞コメンテーターの秋田浩之が12月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。ガザ地区の情勢について解説した。
米オースティン国防長官とイスラエル・ガラント国防相が協議
飯田)イスラエルの情勢に関連して、アメリカのオースティン国防長官がイスラエルのガラント国防相と会談しました。ガザ地区への侵攻が続くなか、アメリカの抑えが効くのかというところですが。
秋田)この前、国連で行われた停戦を求める決議でも、アメリカが拒否権を発動して停戦案を葬りましたね。
飯田)安保理決議。
イスラエルの地上侵攻擁護で孤立するアメリカ
秋田)アメリカが完全に孤立した状態が鮮明になっていましたね。日本も理事国として停戦決議に賛成しました。唯一、アメリカと親しいイギリスが棄権していましたが、やはりアメリカの孤立ぶりがより鮮明になりました。
飯田)アメリカの孤立がより鮮明に。
秋田)先日、アメリカのシンクタンクの知人と話していたら、国内でも若者を中心に「なぜ、そこまでイスラエルの戦闘を擁護するのか」というデモが起きており、アラブ系だけではなく、一般の若者もバイデン政権への反発を強めていると言っていました。庇いきれる状態を超えつつあり、危険だと思います。
飯田)他方、ネタニヤフ政権は極右と呼ばれる人たちと組んでいるから、なかなか方針を変えられないという話もありますね。
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