「楽屋のれん」だけ下がる楽屋で、「ノック」はどうすればいいの?
公開: 更新:
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月24日放送分のテーマは「楽屋のれん」です。
「楽屋のれん」とは、芝居や歌舞伎、落語などの演劇において、出演する役者の楽屋入口にかけられる「のれん」のことです。「ケガなど何もなく、無事に公演を終えられますように」「お客さまに満足していただけますように」という願いが込められています。
楽屋のれんをかけることで外からの視線をさえぎったり、あるいは舞台と楽屋を隔てる結界とされるため、公の場である舞台と、プライベート空間である楽屋を仕切る役割もあります。楽屋のれんをくぐることで、役者はオン・オフを切り替えることができます。
楽屋のれんには役者の名前や演じる役名が書かれていますが、それによって楽屋に誰がいるのか、どの役を演じているのかが一目でわかるようになっています。普段、楽屋の扉は開けられていて「楽屋のれん」だけが下がっている状態のため、楽屋にいる方に用事があるときは「トントン、失礼します」と言うのがマナーだそうです。
また楽屋のれんには、贈ってくれた身内や親しい間柄の方、またはファンからの応援の気持ちが込められています。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・