地政学・戦略学者の奥山真司が1月19日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。共産党委員長の交代について解説した。
1つの時代の流れを表す
飯田)日本共産党の委員長が、志位委員長から田村智子氏に交代するようです。共産党の委員長に女性が就任するのは初めてです。
奥山)やはり時代が変わってきています。台湾の総統が民進党の頼清徳氏になり、若返りました。いよいよ日本共産党も代替わりする。志位さんが就任したのは2000年で、23年間にわたって委員長を務めました。あの「9.11」が起きた時代からずっとやられている。超長期政権ですよね。我々の身の回りでも、昭和から続いていたものが代替わりする状況を目にします。今回の共産党の代替わりも、1つの時代の流れを表しているのではないでしょうか。
除名に異を唱えた党員を糾弾
飯田)他方、田村さんは党首公選制導入を著書などで訴えた党員に関し、除名処分に異を唱えた出席者を「(発言者の)姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」と糾弾しました。
奥山)「反共分裂主義」という言葉を使っています。
飯田)インパクトがありましたね。トップが変わっても、中身の部分がどこまで変わるのか。
奥山)政治的な体質というか、1つの文化が表れたようで、見ている人間としては面白かったですが。
飯田)今年(2024年)で102年になる政党ですので、歴史の部分ではいろいろあるのかも知れません。
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