かつて中華まんは「人間の頭の代わり」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月30日放送分のテーマは「中華まんの歴史」です。
「中華まん」の歴史は3世紀ごろ、中国の「三国時代」までさかのぼります。当時、激しい雨や風で川が氾濫した際、人間の頭を水の神様に捧げることで鎮まるという信仰があったそうです。
しかし、名将と呼ばれた諸葛孔明は、人の命を犠牲にすることができませんでした。そこで、代わりに羊や豚の肉を包み、人間の頭に似せた饅頭「包子(パオズ)」をつくって供えたところ、氾濫が鎮まったそうです。これが中華まんの始まりとされています。
私たちが食べている「中華まん」は、本場・中国の「包子」とは少し違い、日本人好みにアレンジされたものだと言われています。最初に発売したのは、食品メーカー「新宿中村屋」です。
「新宿中村屋」は中国の職人から中華まんのつくり方のノウハウを教わり、1927年(昭和2年)に「肉入り」と「餡入り」、2種類の饅頭を発売しました。これにより、ごく一部の中華専門店でしか食べられなかった中華まんが、広く一般にも親しまれるようになっていきます。
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