『オッペンハイマー』アカデミー賞7冠の超話題作、クリストファー・ノーラン監督最新作

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【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1170回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、3月29日公開の『オッペンハイマー』とディズニープラスにて独占配信中の『SHOGUN 将軍』をご紹介します。

『オッペンハイマー』

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映画館で観たい!『オッペンハイマー』 ~科学の進歩は、世界を破滅させてしまうのか……

類いまれな作家性を持ち、作品を発表するごとに映画ファンを魅了し続けている、クリストファー・ノーラン監督。最新作となる『オッペンハイマー』は、アメリカの物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの人生にフォーカスを当てた物語。

「第96回アカデミー賞」では、作品賞をはじめ最多7部門に輝いた衝撃作が、ようやく日本に上陸しました。

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』のあらすじ

第二次大戦下、核開発を急ぐアメリカ政府は、極秘で「マンハッタン計画」を発足。プロジェクトの委員長に任命された物理学者J・ロバート・オッペンハイマーは、優秀な科学者たちを率いて、世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。

しかし、それが実戦で使用され、その惨状を聞いたオッペンハイマーは、恐るべき破壊兵器を生み出してしまったことに苦悩する。

やがて、第二次世界大戦は終結。アメリカが冷戦、赤狩りへと時代が移り変わるなか、オッペンハイマーは激動の波にのまれていく……。

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』のみどころ

主人公・オッペンハイマーを演じたのは、本作でアカデミー主演男優賞を獲得したキリアン・マーフィー。これまでにも『バットマン ビギンズ』『ダンケルク』など、クリストファー・ノーラン監督の作品に多数出演している常連とも言うべき俳優です。

共演にはアカデミー助演男優賞を受賞したロバート・ダウニー・Jr.をはじめ、エミリー・ブラント、マット・デイモン、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケネス・ブラナー、ラミ・マレック、ケイシー・アフレックといったハリウッドのビッグネームがズラリ。

これだけのメンバーを集めることができるのも、鬼才クリストファー・ノーラン監督のなせるワザ!? 実力派俳優たちの深みのある演技にも注目です。

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』

斬新なアイデアが散りばめられた脚本力。そして、観る者を驚愕させる迫力の映像。クリストファー・ノーラン監督作品の魅力は数あれど、語らずにいられないのが“没入体験”の素晴らしさです。

今作でも、オッペンハイマーが科学者としての矜持、道義的責任、そして核兵器の恐怖に揺れ動く様子を丹念に表現。まるでオッペンハイマーが内包している苦悩や葛藤を、彼の専門だった量子のレベルで再現しているかのようで、かつてない没入感を覚える人も多いことでしょう。

「オッペンハイマーの物語を通じてやってみたかったことは、彼の世界に対する見方や経験に観客を巻き込むこと」と語る、クリストファー・ノーラン監督。この映画を通じて、オッペンハイマーの人生を、そして思考を体感したとき、観客は何を思うのか。そこにこそ本作の答えがあると、ノーラン監督は考えているのでしょうか。

世界で唯一の戦争被爆国である日本。この地に生きるあなたは、どのような答えを導き出すのでしょうか?

『SHOGUN 将軍』

『SHOGUN 将軍』

お家で観たい!『SHOGUN 将軍』 ~日本の美、文化、精神をハリウッドで忠実に体現する

『ラスト サムライ』で世界中の映画ファンに“真のサムライ像”を見せ、数々のハリウッド超大作に主要キャストとして出演。日本が世界に誇る俳優・真田広之が、ついにハリウッド初主演、初プロデュースを果たしました。

辛口な批評で有名な映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも高評価が続出している、戦国スペクタクル・ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』。

武将たちが熾烈な争いを繰り広げていた戦国時代の日本。多くの者が戦い、自らの運命と向き合うなか、絶体絶命の窮地に陥りながらも、誰も予測しえなかった“秘策”を用いて危機を乗り切った男がいた。その名は、吉井虎永。

徳川家康をはじめ、歴史上の人物からインスパイアされたオリジナルキャラクターたちが登場。SHOGUNの座を懸けた陰謀と策略が渦巻くストーリー展開には、ハラハラドキドキの連続です。徹底した時代考証に基づいてつくられたセットや衣装も見応えたっぷり。その圧倒的なスケールに、一度観るとヤミツキになること間違いなし。

どのキャラクターが、歴史上のどの人物に相当するのか。史実と照らし合わせながら観るのも、歴史好きにはたまりませんよ。

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』

『オッペンハイマー』

2024年3月29日(金)から全国ロードショー
IMAX(R)劇場 全国50館/Dolby Cinema(R)/35mmフィルム版 同時公開

監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス チャールズ・ローヴェン
出演:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー、ディラン・アーノルド、デヴィッド・クラムホルツ、マシュー・モディーン、ジェファーソン・ホール、ベニー・サフディ、デヴィッド・ダストマルチャン、トム・コンティ
原作:カイ・バード、マーティン・J・シャーウィン「オッペンハイマー」(2006年ピュリッツァー賞受賞/ハヤカワ文庫)/アメリカ
原題:Oppenheimer
配給:ビターズ・エンド
(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.
公式サイト https://www.oppenheimermovie.jp/

『SHOGUN 将軍』

『SHOGUN 将軍』

『SHOGUN 将軍』

ディズニープラスの「スター」にて独占配信

出演:真田広之、コズモ・ジャーヴィス、アンナ・サワイ、浅野忠信、金井浩人、平岳大、穂志もえか、西岡德馬、阿部進之介、竹嶋康成、倉悠貴、二階堂ふみ

エグゼクティブ・プロデューサー:ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベル、エドワード・L・マクドネル、マイケル・デ・ルーカ
プロデューサー:真田広之
制作:FXプロダクション
原題:SHOGUN
配信:ディズニープラス
(c) 2024 Disney and its related entities
Courtesy of FX Networks
公式サイト https://disneyplus.disney.co.jp/program/shogun

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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