ウエルシア薬局が、プライベートブランド「からだWelcia」から、「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」を4月18日に、「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」を5月21日に全国のウエルシア薬局で発売する。
ウエルシアホールディングスグループでは、『いいものがある。いいひとがいる。いい店だと思う。』というビジョンのもと、ウエルシアのPB「からだWelcia・くらしWelcia」を新たに展開しており、冷凍食品を発売するのは初めて。
4月3日に都内で行われた新商品発表会で、ウエルシア薬局 代表取締役副社長兼商品物流担当の桐澤英明氏は、「ウエルシアの冷凍食品は人にあたたかい」を掲げ「お客様の食卓をより豊かにしていきたい」とともに「冷凍食品に参入するにあたり、味を前面に打ち出した」と述べた。
商品本部 商品企画部 部長の岡本貴氏は、2023年に実施した「ドラッグストアにあるとうれしい食品」に関するアンケートで、冷凍食品を求める声が多く、その中で餃子が最も多かったと説明。「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」では、餃子に求めるものとして「具材の量が多いこと」「肉汁があふれること」「皮が薄いこと」「大きめサイズ」を求める声が多く、これらを受けて、肉は鹿児島県産の黒豚だけを、野菜は国産野菜だけを使用した具材量多めで食べごたえのある肉餃子を開発した。
開発時に苦労したことについて「すべての人の舌に合う味に仕上げることはなかなか難しかった」という。餃子の味の決め手が足りず食べ歩きを繰り返し、国産あごだしが決め手のジューシーな味わいに仕上げた。
また、ラーメンの人気店「ラーメン屋 トイ・ボックス」監修の「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」は、濃厚な旨味ながらもさっぱりとした鶏油を使用し、たまり醤油の旨味とこがし醤油の香ばしい香りが効いた炒飯で、「8度くらい作り直してようやくOKをもらった」と。
トイ・ボックス店主の山上貴典氏からは「トイ・ボックス監修という形で発売しても全然恥ずかしくないと思った」と感想が寄せられた。
今年度、どのくらい展開していくかとの問いに岡本氏は「冷凍食品はあと4品ほど出したい」と述べている。