“チャーハン”と“焼き飯”の違いはなに? 

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ラジオ番組『鈴木杏樹のいってらっしゃい』(ニッポン放送)では、『チャーハン』と『焼き飯』の違いや語源などについて紹介しました。

チャーハン

『チャーハン』と『焼き飯』の違いはなに?

『チャーハン』とは

『チャーハン』を辞書で調べますと、“中国料理の1つで、ご飯に肉や卵、野菜などを混ぜて油で炒め、塩や醤油で味付けしたもの”とあります。

漢字では『炒飯』です。
この『チャーハン』という名前は、中国語の『チャオファン(炒飯)』が語源とされています。

『チャーハン』=『焼き飯』?

東日本と西日本で呼び方が違うワケ

さらに“チャーハン=焼き飯”ともあります。
実は『チャーハン』という呼び方は東日本に多く、『焼き飯』という呼び方は西日本に多いそうです。
その理由ですが、諸説あります。

その1つが、古くから東日本では“焼きおにぎり”のことを『焼き飯』と呼んでいましたが、明治時代になって中国から『チャオファン(炒飯)』が伝わって来ました。

当初、その調理法から『チャオファン』ではなく、『焼き飯』という名前が良いのでは? となりましたが、そうなると“焼きおにぎり”の『焼き飯』と同じになってまぎらわしいと、『チャオファン』に似た発音の『チャーハン』と呼ぶようになった、とする説です。

ところが西日本では、焼きおにぎりを『焼き飯』と呼ぶ文化がなかったので、『焼き飯』と呼ばれるようになったと言われています。
特に大阪を始め関西では、鉄板の上でいろいろなモノを焼く料理法、いわゆる“鉄板文化”が根付いているため、『焼き飯』という名前が定着した、とも言われています。

『調理法が違う』という説も

また、卵を先に入れてからご飯を入れて炒めるのが『チャーハン』で、ご飯を先に炒めてから卵を入れるのが『焼き飯』という分け方もあるそうです。

(『スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい』より)

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