栗よりうまい十三里・あ~馬かった牛まけた…【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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『シャレ』を辞書で調べると『その場に合った、気の利いた人を笑わせる言葉』とあります。
『気の利いた言葉で相手を“クスッ”とさせるもの』で、“言葉遊びの中でも、言葉を上手にキレイに使ったもの・・”と言われるそうです。英語では『ジョーク』です。

以前、サツマイモのお話をさせて頂いた時、“サツマイモは『栗よりうまい十三里(じゅうさんり)』と呼ばれています”と、ご紹介しました。
これは焼いたサツマイモが、栗の味に似ていたことから、『栗』のことを、距離を表す『九里(くり)』に、『より』を、同じく距離を表す『四里(より)』に引っ掛けたもので、『九』と『四』を足すと『十三』。そんなところから、サツマイモのことを『十三里』と呼ぶようになった・・という、当時の“江戸っ子のシャレ”です。

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同じ“シャレ”でも”下手なシャレ”や“つまらないシャレ”が『駄洒落(だじゃれ)』です。
『駄洒落』の“駄”は、言葉の頭に付けると、“値うちのないもの、つまらないもの”を表します。ですので“上手いダジャレ”とか“面白いダジャレ”という言い方は本来は間違っている・・ということになるそうです。

この『駄洒落』と同じような意味で使われるのが、『おやじギャグ』です。
『おやじギャグ』を辞書で調べると『中年男性がクチにする…とされることから、俗に、言い古された冗談や、面白くない駄洒落』とあります。

さらに『中高年の男性が、若い人達に対して発するギャグのうち、彼らを笑わせることに失敗し、かつ冷ややかな反応を受けることになる大半のギャグのこと』…だそうです。

例えば

『コーデネイトは、こ~でねぇと』
『お金って、おっかね~』
『牛がウッシッシ』

などがそうです。

私の母は以前、美味しいお料理を頂いた時、“あ~うま(馬)かった うし(牛)まけた”と、よく言ってました。
子供の頃に聴いて、感心していました。

(2016/11/1放送分より)

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スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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