山陽新幹線で今も人気を集める新幹線といえば「500系」!
平成9(1997)年デビュー、新幹線の営業列車初の「最高時速300キロ」を実現した車両です。
かつては東京~博多間の「のぞみ」として活躍、東京駅でもおなじみの顔でした。
現在は8両編成に短縮され、新大阪~博多間の各駅に停まる「こだま」として活躍中。
山陽新幹線だけで逢える近未来的な「戦闘機顔」となっています。
山陽新幹線、それも岡山だけで逢える肉駅弁といえば「千屋牛(ちやぎゅう)」の駅弁です。
「千屋牛」は、日本最古の蔓牛(つるうし)の血統を受け継ぐ黒毛和種。
駅弁膝栗毛でも今年4月22日にご紹介しました。
岡山駅弁・三好野本店では、その後も「千屋牛」を使った駅弁が続々登場中。
今回は来年1月までの限定駅弁「千屋牛と松茸のわっぱめし」(1,480円)をご紹介。
【お品書き】
千屋牛のしぐれ煮
松茸
山菜煮
栗甘露煮
椎茸煮
紅生姜
もち米入り味付けご飯
錦糸玉子
ふたを開けると千屋牛と松茸にテンションアップ!
秋駅弁ということで、栗の甘露煮もいい雰囲気です。
美味しい肉もおかずも食べたいという人にはいいですね。
「駅弁」が知名度アップにかなり貢献していると思われる「千屋牛」。
ローカルブランド食材と駅弁の蜜月関係は、まだまだ続きそうです。
円筒形の車体が特徴的な「500系」新幹線。
現在は「こだま」として走っていますが人気は健在。
子供向けの運転席を設けたり、アニメとのタイアップも行われています。
各地に新幹線が出来たことで、新幹線も「ご当地性」が色濃くなってきた昨今。
「500系」で山陽新幹線ならではの旅を愉しんでみてはいかがでしょうか。
(取材・文:望月崇史)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/