『日本衛生材料工業連合会』さんによりますと、マスクはその使い道によって『医療用マスク』『産業用マスク』『家庭用マスク』の3 種類に分けられます。
『医療用マスク』とは、主に医療現場や医療用として使用される“感染防止のためのマスク”で、外科の手術などに使われます。
“外科用のマスク”という意味から『サージカルマスク』とも呼ばれています。
『産業用マスク』は『防塵(ぼうじん)マスク』とも呼ばれていて、主に工場などで作業の時に飛び散る粉状の細かいチリから身を守るために使います。
そして『家庭用マスク』ですが、風邪や花粉対策、防寒・保湿などの目的で、日常に使われるマスクのことです。
素材や形、サイズなども豊富で、フィルターの性能と通気性のバランスが優れているので、長時間に渡って、快適に使用出来るのも特徴です。
私達に最も馴染み深いのが、この『家庭用マスク』です。
『家庭用マスク』は、マスクの性能を大きく左右するフィルター部分の素材によって、『ガーゼタイプ』と『不織布(ふしょくふ)タイプ』の2種類に分けられます。
『ガーゼタイプ』は主に、綿織物を重ね合わせたマスクのことで、最近では中に特殊なフィルターを縫い込んで花粉などの通過を防ぐものも増えています。
『不織布』とは“織っていない布”のことで、元々、『医療用マスク』の素材として一般的でしたが、現在では家庭用マスクの大半を、この『不織布』が占めているそうです。
(2017/2/14放送分より)
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