落ちこぼれたちがノリノリで大暴れ!【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第202回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、5月12日から公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を掘り起こします。

笑いとノリで、またまた銀河を救います?!

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“スター・ロード”を自称するいい加減なリーダー、ピーター・クイルを筆頭に、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラ、樹木型ヒューマノイドで身長25センチまで再生したグルートなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。

銀河の危機を救う羽目になる姿を描いたアクションアドベンチャーシリーズの続編が、早くも日本公開となります。
宇宙一ヘンで“普通じゃない”キャラクターたちが、70年代を中心としたゴキゲンなナンバーに乗せて、またまた大暴れ。
さて、その見どころは…。

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高慢な指導者アイーシャが率いる“黄金の惑星”で、小遣い稼ぎの仕事を引き受けたガーディアンズ。
しかしひょんなことからアイーシャを怒らせてしまい、“黄金の惑星”の艦隊から総攻撃を受け、宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に。
ガーディアンズの危機を救ったのは、ピーターの父親だと名乗る謎の男エゴと、触れただけで感情を読み取れるマンティスだった。
仲間からの忠告にもかかわらず、ピーターは次第にエゴに魅了されていくが…。

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ピーター役のクリス・プラット、ガモーラ役のゾーイ・サルダナら前作からのキャスト陣に加え、ピーターの父エゴを演じるカート・ラッセルに、シルベスター・スタローンとビッグネームが参戦。
銀河全体を脅かす陰謀の存在や、ピーターの出生の謎に迫ります。

またマーベル作品と言えば、キャラクターにも注目したいところ。
今作で話題をかっさらうのは、間違いなくベビー・グルート!
挿し木から少し成長した姿が愛らしく、つぶらな瞳でみつめられると溜息がこぼれてしまいますよ。

監督・脚本を務めたのは、前作と同じくジェームズ・ガン。
ハリウッドの人気監督の仲間入りし、すでに第3作の監督・脚本を手がけることが公表されていることからも、今作の完成度の高さを伺うことが出来るでしょう。

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派手なアクションとブラックユーモアで人気の本シリーズですが、語るのに外せないのが音楽的魅力。
ピーターの母親から贈られたカセットテープから聴こえてくる、70年代を中心とした懐かしのヒット曲たち。
そう言えば、カセットテープが再注目されるようになったのも、前作が公開された2014年頃からでしたね。
今作でもジェームズ・ガン監督の選曲センスは抜群で、随所に流れる楽曲1曲1曲に「そうきたかっ!」と、ニヤリとすることでしょう。

さぁ、宇宙の落ちこぼれ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)とともに、ゴキゲンな音楽に乗せて銀河へ出かけてみませんか。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
2017年5月12日から全国ロードショー
監督・脚本:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、カート・ラッセル、シルベスター・スタローン ほか
©Marvel Studios 2017
公式サイト http://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix.html

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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