7/26(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
民進党の野田幹事長が辞意、蓮舫代表衆院鞍替え表明
7:18~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
野田幹事長が辞任の意向 蓮舫代表は新人事を今月中にも決定の方針
民進党の野田幹事長は昨日開かれた両院議員懇談会で、東京都議会議員選挙で敗北した責任を取り幹事長を辞任する意向を示しました。これを受け蓮舫代表は幹事長を含む執行部刷新に着手し、早ければ新人事を今月中にも決定する方針です。
高嶋)蓮舫さんが先の都議会議員選挙で“負けた”民進党議員の選挙区から出ると。あれはちょっと「おっ?」と思いました。
森田)野田幹事長の辞任の意向を受けて蓮舫代表は新世代の民進党を作りたいと表明し、自身の衆議院選挙の対応について参議院からの鞍替えを明言しました。
蓮舫代表)「衆議院の選挙が1年以内にある」「近いかもしれない」。いろいろと言われる中で、やっぱり勝つ為の組織にしていきたい。負けてしまった東京で、私は衆議院で小選挙区から出ます。皆さんの力を貰ってもう1回立ち上がっていきたいと思います。
森田)今月中に新人事と言われているのですが、後任の幹事長には前原元外務大臣、安住代表代行、玉木幹事長代理らの名前が取り沙汰されているのですね。
蓮舫代表は参議院から衆議院への鞍替えを明言高嶋)これはどういう動きでしょうか?
鈴木)衆議院への鞍替えというのはある意味決意を見せるということでしょうね。
高嶋)野党のトップだったら大体衆議院ですよね。
鈴木)代表ということはつまり野党の総理候補なのですから、そうしたらやはり衆議院から出ていなければおかしいというのは当然のことなのですよね。
民進党は人事の刷新よりも方針を固めることが最も重要鈴木)だけどその気構えを見せることよりも、もっと現実的な問題として民進党そのものの、例えば政策や理念といったものが取っ散らかっている、それをやはりきっちりとまとめることだと僕は思います。
それによって「もう付いていけない、出て行く」という人も出るかもしれない。つまりそれは解党的な出直しですけど、そういうことも覚悟して理念や政策をしっかりと1本にまとめる。
代表が蓮舫さんになってから問題だったのは、例えば連合との距離感。原発でも要するにその時その時で言ったり言わなかったりする、それから共闘も野党共闘で共産党とやるのかやらないのか。それと一生懸命やっている人たち、例えば今度の仙台なんていうのは上手くやったわけですよ、だからその人たちからすれば早く方向を決めて欲しいのに「共産党とはまだ少し距離がある」とか。高嶋)全てに渡ってそうなのですよね。
鈴木)だからそういうところからどんどん遠心力が働いていっているのだから、そこを直さないといくら「私の決意が」と言っても、“人”として集まるのではなくて“政党”として集まって来なければいけない。それはやはり方針を決めるということ。そうしたら零れる人はいますよ、でもそれを覚悟でやるかという、そういうところに来ていると僕は思いますね。
高嶋)「旗幟鮮明」という言葉がありますが、要するに旗の色が何色かとか、要するに政党として主張すべき「何が何でもこれをやるんだ」というような、そういう旗印が見えませんよね。
鈴木)そうなのですよ。だから野党共闘でも共産党とやるならやるで徹底してやれば良い。でも「やる」と言ってみたりやらなかったり。やらないなら「やらない」、連合とはどうなのか、そこを決めなければいけない。
高嶋)また人事も幹事長だってすんなり決まるかどうかは分からないと言われているのですからね。
鈴木)こんな調子でいっているとまた絶対にモメますよ。そう僕は思います。もう本当に曲がり角ですよ。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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