さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、8月19日から公開となる『ダイバージェント FINAL』を掘り起こします。
ベロニカ・ロスの世界的ベストセラーを映画化したシリーズ第3弾
舞台は、近未来のシカゴ。
そこでは、たった一度の性格診断で、人類を「無欲」「平和」「高潔」「勇敢」「博学」の5つの派閥に分類し、管理していた…。
そのいずれにも属さない“ダイバージェント(=異端者)”たちが巨大組織の陰謀に立ち向かう近未来SFアクション『ダイバージェント』シリーズ。
その最終章が、この夏日本上陸。
存続か、リセットか。シリーズ史上最大のバトルの幕が切って落とされます!
人類が5つの派閥に分類・管理される社会体制は、大規模なクーデターによって崩壊、新たな支配者たちが勢力を拡大していた。
シカゴの街は、新しい支配者イブリンによって巨大フェンスに囲まれ、重いゲートで閉鎖されてしまう。そんな混迷の中、フェンスの外に希望を見出したトリスは、仲間たちと共に外の世界へ脱出することを決意。
しかしそこには汚染で荒れ果てた大地が広がり、期待していた世界とはまったく違っていた。そこでトリスは、人類の危険分子とされる“異端者”にまつわる驚愕の事実を知ることになる…。
メガホンを取ったのは、前作『ダイバージェントNEO』に引き続き、ロベルト・シュヴェンケ監督。
キャストには、主人公トリス役のシャイリーン・ウッドリー、トリ スの恋人フォー役のテオ・ジェームズをはじめ、アンセル・エルゴート、マイルズ・テラー、ゾーイ・クラヴィッツ、マギー・Q、ナオミ・ワッツと、お馴染みの面々が揃いました。
さらに新たな敵キャラクターとしてジェフ・ダニエルズが加わり、よりストーリーをパワフルなものに。
未知の世界への脱出、友情と裏切り、人類の命運をかけた激闘と衝撃的な展開は、シリーズ最終章にふさわしい興奮とスリルに満ちています。
SFアクションが持つ迫力と脱出ゲームを楽しむような感覚を味わえる『ダイバージェント』シリーズ、もうひとつ醍醐味を挙げるならば「もし自分が登場人物と同じ立場だったどうするだろう…」と考えずにはいられないこと。
たった一度の性格診断で5つの派閥に分類されてしまうならば、自分はどこに属することになるのだろうか。
ひょっとしたら、どこにも属さないダイバージェントなのだろうか?
そんなことを頭の片隅に置きながら観ると、スクリーンの中のキャラクターたちがより身近に感じられるかも。
ダイバージェント FINAL
2017年8月19日から角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督:ロベルト・シュベンケ
出演:シャイリーン・ウッドリー 、テオ・ジェームズ 、オクタビア・スペンサー 、ジェイ・コートニー 、レイ・スティーブンソン ほか
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公式サイト http://divergent.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/