先延ばししてしまう心理
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今年8月に『片付けられない心理』についてお話しましたが、その最大の原因が“もったいないから”といったように『モノが捨てられない』という心理があります・・とご紹介しました。実はそれ以外にも“いずれはやるから・・”といったように『先延ばし』も片付けられない要因の1つだそうです。
この『先延ばし』の心理ですが、人間には苦手なことや嫌なことを後回ししようとする性質があるそうです。これは大人だけでなく、子供にも見られる心理で、その代表が『夏休みの宿題』です。
夏休みになる直前、または夏休みになった直後は“今年こそ早めに終わらせて、ドタバタしないようにしよう!”と決意して、最初のうちは宿題に取り掛かります。ところが気がつくと、宿題は後回しになっていて、夏休みの終わりが近づくと、ドタバタしてしまうというものです。
こうした『先延ばし』について、様々な研究が進められています。
例えば2015年に、スウェーデンの大学の研究チームが発表した研究結果では、『先延ばしする行為』について『将来の残念な結果を予測出来るにも関わらず、自らの行動を自発的に遅らせてしまうこと』と定義づけています。
さらに『慢性的な先延ばしは、ストレスに対処するための“感情の働き”であり、その結果、人間関係や仕事、健康面で問題を引き起こす可能性がある』としています。
(2017/10/16放送分より)
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